田原総一朗×オイシックス高島宏平対談語録:田原総一郎はこうして政治家からの賄賂を信用に変えた!

2014年8月10日日曜日

BizCOLLEGE セミナー

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ちょっと前になるのだが、日経BizCOLLEGE主宰の
以下のセミナーにいってきた。

「つながる」未来の創り方~次世代ビジネスリーダーは「3つの力」を修得せよ
イベントページ



BBTUの最終課題にバタバタしている間に本家BizCOLLEGEが、
田原総一郎さん x オイシックス社長 高島宏平さんの対談の模様を
こまかくレポートしてくれていたので、
私的にぐっときた言葉をピックアップしてきました。


それにしても、田原総一郎さんってしっかり事前に
その人のことを調べてからインタビューに望んでいるんだな
と思いました。無料のイベントだから適当に、なんてことないんだな、と
ちょっと石倉洋子さんの内容が、薄かったのと対照的でした


<田原総一朗×オイシックス高島宏平対談語録>
本当は化学なんてやったことがないので、何も分からない。何も分からない中で、何千万円というお金をいただいているものに対して、3カ月間で結果を出さなければならない。

 そういう環境に身を置くことで、何をやっていいか分からないときに、何をやればいいかを考えて行動できるようになったというのが、マッキンゼーで得たものの中で一番大きかったです。
引用元:田原総一朗×高島宏平対談:「売る野菜と食べる野菜があることがチャンスだと思った」 | BizCOLLEGE <日経BPnet>
マッキンゼー時代の仕事内容に関してのコメントだったのだが
いやー、コンサルタントってなんで忙しいのか端的に分かりました。

高島:やはり、僕たちが創ったサービスがない世の中よりも、ある方がいい世の中だったら、それは気持ちいいよねって思ったんです。僕らがやっているビジネスが、ソーシャルビジネスと呼ばれるものかどうかは分からないんですが、僕らは、単純に世の中のために役立っている自分たちが好きなので、ただ自分たちのためにやっているんだという感じです。
引用元:田原総一朗×高島宏平対談:「売る野菜と食べる野菜があることがチャンスだと思った」 | BizCOLLEGE <日経BPnet>
これって、アドラー心理学の他者貢献の考え方に非常に近いと感じて
読んだばっかりだったので、妙に納得した。

高島:大体の問題はチャンスですよね。起業家から見ると。
引用元:田原総一朗×高島宏平対談:「売る野菜と食べる野菜があることがチャンスだと思った」 | BizCOLLEGE <日経BPnet>
これは、何気に言った言葉だったけどぐっときたな〜

新しいお客様を一人連れてくるのと、一回買っていただいたお客様にもう一度買っていただくのとは、同じじゃないですか。だから、リピーターを増やすことを徹底的にやったんです。
引用元:田原総一朗×高島宏平対談:「農家と消費者をつなげることで食卓をプロデュースしていきたい」 | BizCOLLEGE <日経BPnet>
マーケティングの勉強でも、世の会社の多くは、
新規顧客を増やすことに重きを置くが
本当に重要なのはロイヤルカスタマーを如何に育てるか、とあった
マーケティングの基本に忠実なんだな、と思った一コマでした。

僕らは食べ物を届けているんですけど、ある意味、家族のつながりを考えた時に、僕らが届けている食材というのは、触媒みたいなものだと思っているんです。それによって、家族が幸せになっていく率が上がることができればいいかなと思いますね。
引用元:田原総一朗×高島宏平対談:「農家と消費者をつなげることで食卓をプロデュースしていきたい」 | BizCOLLEGE <日経BPnet>
こちらもマーケティングの勉強で、ブランディングの中で
自分たちの活動をどう定義するかの重要性があったが
いやはや、しっかりとねられております。

高島:グローバルとローカルの話で思うのは、今、すごく流行言葉みたいにグローバル化しているのは、ちょっと気持ちが悪いなというふうに思うんですよ。
引用元:田原総一朗×高島宏平対談:「グローバルよりまずローカル、日本ほど起業しやすい国はない」 | BizCOLLEGE <日経BPnet>
楠木健さんも著書の中で同じようなことを言っていたけど
グローバルにでるのが「せざるを得ない」と言う経営者が多いが
そうじゃなくて、世界に届けたい製品・サービスがあるから世界に出る
そういうビジョンを経営層は主張すべきだ、
といったことを言っていたのを思い出したが

高島さんの場合は、それもあるのかもしれないけど
まず、グローバル、グローバルいう前に、ちゃんと自国の事業環境というのを
分析したのか?という基本的な問題提起をしていました。
例えば、以下
高島:オランダから学ぶこともありますけど、オランダがいいという情報が広がれば、みんなオランダがいいと同調してしまう。でも、さっき田原さんが仰った日本人のよさのように、まずは自分たちの強みを棚おろししてから学ばないと、日本の強みまで消してしまうリスクがあると思うんですよね。
引用元:田原総一朗×高島宏平対談:「グローバルよりまずローカル、日本ほど起業しやすい国はない」 | BizCOLLEGE <日経BPnet>
日本はこれまでの成功モデルの成功の理由を十分に分析できず
混迷とする中で、流されやすくなって、本来のコア・コンピタンスを
見失っているのかもしれないですね。

田原総一朗(以下、田原):どっちかというとね、やや不器用な人のほうが伸びるね。器用なのはね、器用貧乏と言って、器用なのは上を追うのがうまい。上を追うのがうまいと、人から信用されなくなるのね。
引用元:田原総一朗×高島宏平対談:「不器用な人の方が大きく伸びる、成功の鍵は運、鈍、根」 | BizCOLLEGE <日経BPnet>
こちらは、高島さんから田原さんへ逆質問で
「これまでのインタビュー経験から成功するタイプはどんなひと?」
という問いへの回答だったのだが
不器用でテレビ的にはウケが取れないタイプが良いそうです(笑)

ちなみに、同セミナーに参加されていて
ゆるたまでもお世話になっているR.S.氏から
この下りのときしのジャッキーを思い出した
と言われたのが、この日一番うれしいことでしたね〜(爆)

田中さんが「何しているんだ!」って言うの。仕方なく、その場は受け取ったんだけど、そのまま麹町の田中さんの事務所にまっすぐ行って、返した。それで、もし行って返すのが悪ければ、寄付でも良いと言ってね。

 これでね、実は田中さんに信用されたの。この後は楽だった。中曽根康弘さんとかね、秘書を通して、金をね、届けに来るんですよ。で、僕は、悪いけど田中さんに返したから、あなたにもらうわけにはいかないと。これはラッキーだったね。
引用元:田原総一朗×高島宏平対談:「不器用な人の方が大きく伸びる、成功の鍵は運、鈍、根」 | BizCOLLEGE <日経BPnet>
この下りを、ちゃんと記事として残してくれたBizCOLLEGEに乾杯
これは、田原さんにとっての一番の財産は「信用」という下りでのコメントで
これまで、絶対に政治家からカネをもらわないことを貫いてきたが
田中角栄から渡されてしまった、というエピソード。

まさに田原さんご自身が不器用だけど、信用を勝ち取って行った
エピソードで本講演は閉め切られました。

ちなみに、私はカンブリア宮殿で、オイシックスを紹介されているのをみて
関心をもって利用していた時期がありました。
確かに、野菜はおいしかったのですが、家計がもちそうもなく
やむなく断念いたしました(泣)





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