男子3人+女子1人で漫画「&」を語る。恋愛視点で恋愛漫画を読まない私の巻ホンタナに出演、

2014年6月29日日曜日

ホンタナ 読書

t f B! P L
もう公開されてから1月以上前になってしまったのですが
本の書評podcastホンタナにサプライズゲスト出演してきました。
なんと今回は、タナカ、ナリタに加えて女性ゲストがいるところへの
サプライズゲスト出演と趣向をこらしてまいりました

なんと今回のネタは恋愛漫画
自分がよむことになるとは思いませんでした
おかざき真里さんというかたの&(アンド)という漫画です。

自分が出演するからには、悲恋相路線から攻め込む決意をしつつ
収録当日、漫画喫茶でノート片手にメモをとりながら読破して収録に望んだのでした
して、結果は如何に?

& 8 (Feelコミックス)

おかざき 真里 祥伝社 2014-04-08
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あらすじ[編集]
昼間は病院で医療事務員として働く青木薫は、夜だけ営業する個人のネイルサロンを始める。過去の経験から他人に触られるのが苦手で、恋愛にあまり興味を持てなかった薫だったが、職場の矢飼医師の過去を聞き、今までにない感情を持ち始める。
引用元:& (漫画) - Wikipedia
<まずは、仕込んだサプライズはオリジナルテーマ曲>

ホンタナ: 2014.5.13 祝!三周年記念スペシャル(前篇)
サプライズ登場の様子をお楽しみください


サプライズは、ホンタナの記念日はタナカ氏の誕生日であるということで
ナリタ氏と共作で、オリジナル曲をプレゼントしたのです
聞いてみてください。作曲ギターが私で、歌と歌詞がナリタさん
ホンタナの思い出が歌詞に敷き詰められております。



ちなみに、作曲のプロセスなどに関心のあるかたはこちらからw
しのジャッキーのパラレルキャリアでミュージシャン: (制作の裏側)作曲中って恥ずかしい@オンラインのやり取りでサプライズ楽曲を作った。の流れを書いてみる。

<&に非恋愛路線で迫る>

主に私が提供できた視点というのは以下の3つになります。

・テーマは「人それぞれの不安への取り組み方」
 主人公の場合はそれがパラレルキャリアだった
・マズローの欲求五段階説的視点で解釈
 「自我の欲求」を軸に考えると面白い
・漫画というメディアでしかできない表現
 ここもパラレルがポイント

ホンタナ: 2014.5.20 祝!三周年記念スペシャル(後篇)
こちらのからご視聴ください。



・テーマは「人それぞれの不安への取り組み方」

素材として、恋愛をつかっているのは確かにそうかもしれないが
「ひとそれぞれの不安への取り組み方」というのがメインテーマだと感じた

どんな不安であるか、というのは事項にゆずるとして
医療事務職につとめる主人公はその先行き不透明なキャリアへの不安を 
夜だけ営業する個人のネイルサロンを始めた。
つまり、取り組み方は主人公の場合パラレルキャリアだったのだ。
故にタイトルは「アンド」である。

・マズローの欲求五段階説的視点で解釈

以前にも本ブログでまずローの欲求五段階説をご紹介した。
まだまだ、にわか仕込みで、収録の中では、きれいに話せなかった。反省



「自我の欲求」を軸に考えると面白かった。
主人公は、医療事務職についていて、組織に所属し、生活に困っておらず
生理的欲求、安全の欲求、社会的な欲求は満たされている状態

強いていえば、先行きが不透明な医療事務職では、社会的な欲求に分類される
所属欲の危機が見えているのかもしれない。

しかし、本質は、医療事務職という現場では、「個人」を職場から意識されず
名前すら覚えてもらえない様な環境において、他人から認められたいという
承認欲求=「自我の欲求」がメインのテーマだと思う。
実際に、漫画中でも承認コンプレックスという言葉が出てくる。

そこで、ネイルサロンという形で、顧客から、メディアから
評価されることで「自我の欲求」を満たそうとするとともに
恋愛の路線からも、主人公は「自我の欲求」が満たされていっている。

また、仕事の面でも、新しいポジションに自ら手を上げ、努力を重ねることで
職場においても、「自分」を承認してもらえるようになって行く。
このあたりは、私は、恋愛面の要素はそっちのけで、
プロジェクトXを見ているように、グッときた

以前、マズローについてはこちらでも取り上げました。

しのジャッキーの雑記~ブログ: なくてもよくね?〜あなたは人生で実現したい夢ってありますか?〜



・漫画というメディアでしかできない表現

と、テーマに関して、色々思ったのですが
それと同時に、漫画というメディアを使ってしかできない
表現方法で描かれていると、感じた。

なかなか、言葉で表現するのは難しいが
ポイントはやはり3つで(BBTUの問題発見思考で3つにまとめよと言われておりますw)

・絵のメリハリ
・非人物による心情の描写
・吹き出しとト書きの併用

それぞれについてコメントします。

・絵のメリハリ
まず、非常にメリハリがある
人物の表情などはとても緻密に書かれているのに
クビから下や、背景は非常に簡素に描かれていたりする

・非人物による心情の描写
自分の表情は、台詞だけでない心情の表現が多彩でした
小鳥の入った鳥かごに汚泥が上からたれ込む
という描写で、主人公の陰鬱とした不安を描写したりします。

・吹き出しとト書きの併用
で、これが非常に新鮮だったのですが
一つの見開きの中で、3つの描写がパラレルで表現されているところが
非常に多く、かつ効果的につかわれていると感じました。

1) 絵でのストーリー
2) 吹き出しでのストーリー
3) ト書きでのストーリー

の三つです。これは小説的な手法を漫画に取り込んでいるというか
絵と吹き出しはだいたい対応しているわけですが
それと同時に、いわゆる丸い台詞の吹き出しとは別に
四角で囲まれたり、背景にかかれたりする
ト書きで同時に心情描写が書かれている

しかもそれが、ページの中で自由に配置される。
これは、整然と文字を並べるしか無い小説にはできない手法だ。

読者は、絵をみながら、台詞を読みながら
そのときの登場人物の心情を横目に追わなければならない
逆もしかりだ。しかもそれが自由に配置されていると
自ずと、視線はあっちへいったりこっちへいったりする

そこが、主人公が不安を感じているシーンでは特段、効果的に感じた。
読者も視線を、表情、実際の発言、その心情、といったりきたりする
その行為自体がまた読者を不安にさせる

他の漫画でもしばしば使われているのかもしれないが
作画のメリハリで作り出したスペースを非常に
効果的に使った表現手法だと思ったのでした。

<裏話>

収録を後から聞いて、カットされているところがあることに気付いた。
それは赤坂という医師のサイドストーリーの中ででてきた
ギターの絵がひどすぎるって話(爆)

いや、たしかにメリハリが魅力とはいいましたけどね
ギターやってる私的には、看過できなかったんだけど
あまりにDisり過ぎました。あい、失礼いたしました。

過去に私が出演した回はこちら、気になったらチェック〜

  しのジャッキーの過去の出演回
   ホンタナ: 2012.6.26 ビジネスに効くホンタナスペシャル
   ホンタナ: 2013.12.17 ホンタナというメディアスペシャル
  また、しのジャッキーのビジネス系ブログの方での出演感想記は以下
   しのジャッキーの雑記~ブログ: ホンタナ

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